【拡散希望】悪徳額縁店 撲滅!

 今回もまた、あるお客様から額装の修復のご相談をいただきました。

これ以上、被害者を増やさないためにも、今回は克明に記録を残しました。

是非、一部始終をご覧ください。

 

 

 あなたは「浮かせ」と呼ばれる、額装方法があるのをご存知ですか?

この、「浮かせ」なるものが今回、取り上げる問題の元凶です。

現代アート寄りのギャラリーやコレクターの間では、紙の作品でもキャンバスのような立体作品のように、立体感を感じさせる額装を好む傾向にあります。それを、「浮かせ」と言います。

 

 

 

この額装に関しては全く問題ないですし、「作品をシート(紙)の状態には戻せない」という唯一であり、最大の欠点はありますが、こちらのページでもお伝えしているように、立体感を持たせた額装は格段に豪華さが増して仕上がるので、「作品を一枚の紙の状態に戻せない。」という欠点を考慮しても、選択肢の1つとしては十分ありだと思います。

 

ただ、「浮かせ」と言うからには、作品が少し浮いているように見せなければなりません。

 

 

この、作品を固定するときに、「一手間をかけないがために」時間の経過と共に、額装した作品が激しく傷んでしまい、額装する意味が無いほどの状態に作品が、劣化してしまいます。

そして、ノイズキングへご相談、額装のやり直しに至るケースが多発しています。

 

 

背面のマットボードから作品を浮かせる方法ですが、僕が言うところの悪徳額縁店 = 無知な額縁店は、作品の裏面に直接、厚さ5mm程度の発砲ボード(スチレンボードとも呼ばれています)を接着剤で貼り付けています。

 

 

この時、作品より何cmか小さいサイズの発砲ボードを使用しているのですが、下の写真を確認していただくと、わかりやすいですが、ボードが貼られていない部分、作品の外周部分がヨレヨレにたわんでしまいます。

早ければ1年ほど、5年も経てば確実に100%タワんで、見た目が汚くなります。

 

 

最悪の場合、作品の紙質や丈夫さによってはタワむだけでは終わらず、ボードを貼っている所と貼っていない所の境目に、再生不能と思われるシワが入る場合もあります。

 

 
額縁店、依頼主の双方に知識がないばかりに、大切な作品が台無しになってしまいます。

 

「地獄のコラボレーションですね。」

 

 

これに対してノイズキングの「浮かせ」での作品の額装方法は、まず、作品を作品と同じ大きさのベニヤ板に貼付けます。

それから、浮き上がった様に見せるために、ベニヤ板の背部に脚を付けて、マットボードに固定させます。

ベニヤ板の側面が見えると美しくなくなるので、側面には作品の紙に合わせて白い紙を貼っています。

 

 

ここまで「手間」を掛けることによって、初めて、「浮かせ」という額装方法が成り立ちます。

作品が綺麗で居続けてくれるんですね。

 

 

これは、コンラッド・リーチのペーパー作品です。カート・コバーンです。

お客様は、当初は、「いずれ機会があれば額装し直す。」程度に考えておいででしたが、このままの状態にして、さらに時間が経過してしまうと、タワミが更に進行し、本当に取り返しがつかなくなることをお客様にお話し、ご理解をいただき、半ば強制的に「緊急手術」を行いました。

 

額装されて約5年くらいとのことで、額縁自体はまだまだ綺麗な状態を保っていたので、それをそのまま使って、浮かせの固定方法をノイズキング式で修復して、マットボードもアクリルも取り替えました。

 

かかった費用は、次の通りです。

 

【額装(浮かせ)の修復費】
UVカットアクリル サイズ1400 8,500円
マットボード(ノーマル/白)サイズ1400 4,800円
ボード代と貼付け工賃 21,500円
合計 34,800円(税抜き)

 

額縁とアクリルを変えなければ、このサイズなら3万円ちょっとで大切な作品を生き返らせることが可能です。

 

 

写真をご覧のとおり、ノイズキング式で修復した結果、’タワミ’ が一切なくなって、生き返っています!

 

 

修復前の画像でもある程度タワミがご確認いただけると思いますが、実物は画像より更に酷い状態でした。

 

 

今回は不幸中の幸いで、コンラッドリーチが作品に使用していた紙が、かなりしっかりしていたので作品の表面を傷めずに、無知な額縁業者が、作品に貼付けていた発砲ボードを剥がす事ができました。

 

しかし、僕が10年ぐらい前にヤフオクで落札した村上隆の「浮かせ」仕様の額装済の作品は、よれよれにタワんでいただけでなく、プラス、ボードを貼っている所と貼っていない所の境目には、激しいシワがすでに入っていました。

なんでこんな作品を落札してしまったかと言うと、出品者の画像マジックで、画像からはほとんどダメージが確認できず、掴まされてしまいました。

 

さらに、最悪なことに、紙質がそこまで丈夫でなかったため、作品の表面を傷つけずに、発砲ボードを作品から剥がす事ができなくて、結局、落札した金額の半額ぐらいですぐに手放したことがあります。

そのときの、購入者としての苦い経験が、今のもし、あなたが知識や責任感の薄い額縁店で「浮かせ」仕様の額装をしてしまうと、、、

作品によってはやり直しがきかず、「このままにしていればダメージが酷くなるばかり。」、「やり直そうにも作品を傷つけるために手の施しようがない。」と言った「行くも地獄! 戻るも地獄!」の正に無間地獄に陥ってしまいます。

 

 

今回は、「浮かせ」を中心に、無知で酷い額縁店のことをお話して来ましたが、きっと、ここまで読み終えたあなたは、「そもそも、何でプロの額装業者がそんなことをするの??そんなこともわからないの??」と、不思議に思われていると思うんですね。

 

 

実は僕も物凄く不思議なんです。

 

どうしてこんなことになるか、、、

 

 

本気で、この額装という仕事に誇りを持って挑んでいないからなのか、従来のやり方に何の疑問も持たず、ただ継承しているだけなのか・・・。


結構いい値段をとって、クソ不味いレストラン。

施術を受ければ、逆に身体がもっと怠くなるような整体師。

 

 

こういうのって、この世の中に探せば、いくらでもありますからね。


とにかく「センスがなさそうな、ヤバい額縁店には頼まない。」これだけです。

 

「創業何十年」とかに騙されないでくださいね。

 

実際、老舗の額縁店でダメダメの「浮かせ」の額装にされたという人からも、相談を受けた事があります。

 

 

「額装はどこに頼んでも一緒! 作品が届いたら地元の額縁店で額装してもらおう。」

 

「ノイズキングの額装費は、ちょっと高いから他のもっと安いとこを探すか〜」

 

 

もし、あなたが今までこんな風に、額装のことを軽く考えていたなら、特に注意が必要です。


そして、すでに、このダメダメな「浮かせ」の額装をしてしまったあなた。

 

 

過去を嘆いても仕方ありません。すぐに行動して下さい。

 

出来る限り、修復させていただきます。

 

下記のフォームからご相談ください。

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