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DOLK(ドルク)のWinner Old Schoolを額装しました

DOLK(ドルク)の【Winner Old School】キャンバスをKiri(桐材)のフレームで額装しました。

 

【Winner Old School】は、2012年リリースの人気作品【Winner】より2年前に製作されていたので、【Winner】の 原型と言っても良いでしょう。この男の子は子供の頃のDOLKだと言われています。

 

 

 

【Winner Old School】は恐らく日本にはこの1点しか入って来ていませんし、プリント化もされていないので、DOLKファンでもこの作品の存在を知っている人は結構少ないと思います。

 

レア度とか抜きに純粋に絵柄が個人的には【Winner】より【Winner Old School】の方が圧倒的に良いなと思っています。

 

 

 

このクラスのDOLKの原画を入手する機会は極めて貴重です。

 

何故ならDOLKのキャンバス作品のほとんどが本国ノルウェーのコレクターに買われていて、ノルウェー人の性格の特徴がシャイで真面目で一徹、しかも石油資源に恵まれ、 一人当たりのGDPランキングは常に世界でベスト5に入るぐらい豊かですから、気に入って購入した自らのコレクションを手放す人が、非常に少ないからです。

 

 

 

桐の木材を使用しているのでフレーム自体はかなり軽量です。

この大きさだと標準的な木材のフレームより1kg以上は軽量に仕上げる事ができます。

 

仕上げの白いペンキは職人さんが丁寧にハケを使って手塗りしてくれていますので、機械で仕上げるより 格段に風合いに味があります。

 

 

 

ここで桐のことをちょっと詳しくお話ししたいと思います。日本では桐と言えば【タンス】です。

 

太平洋戦争以前頃までは女の子が生まれると桐の木を植え、二十数年後に嫁入りが決まると成長した桐の木を使ってタンスを作り、嫁入り道具に持たせて嫁がせる風習が林業が盛んな地域では珍しくはなかったようです。

 

20年ほどでタンスが作れるぐらいですから桐は非常に成長の早い木材です。

成長の早い木の特徴は非常に軽い、しかし、それ故に強度に問題が出やすい。

 

しかし、桐はタンスに使われるぐらい強度が充分あり、更に湿気にも乾燥にも強く、防虫効果も高い木材です。

 

だから日本の気候にピッタリで湿気や乾燥に弱く、虫が大敵の絹織物の収納に桐ダンスが永きに渡り重宝されて来ました。【湿気と乾燥に強い!防カビ!防虫!という事は!?】 着物だけでなくアート作品を飾るのにも実は最適なんだと言う事を、閃きました!(恐らく世界初です!笑)

 

 

 

桐の最強伝説を最後にもう1つ。桐は燃えにくい材でもあるのです。

 

桐の発火点は425℃と他の乾燥木材(杉の発火点は238℃)と比べて非常に高く、特に20ミリ以上の厚さがある桐タンスの場合、発火せずに表面が炭化してしまうといわれています。

 

内側に空気層が多いため、燃えても表面が炭化しやすく、内部まで燃えるのに時間がかかるのです。

よく金庫の内部に桐が使われているのは、火災にあっても重要な書類を熱から防いでくれるからなのです。

 

このKIRIのフレームを作ってくれた、sugiyamakaguの3代目が桐に関してこんな事を教えてくれました。

 

【ある家で火災が起こった時、鉄製の金庫は燃えてしまっていたけど桐で出来たドアは燃えていなかった!】

 

鉄粉の発火点が315〜320℃に対して桐が425℃ですから、決して家具職人の間で広まっている都市伝説ではなさそうです(笑)※桐自体は防虫、防カビ、燃えにくいというアートを飾るには最高の特色がありますが、アクリル版を使っていますので桐の効果が100%活かされるわけではありませんので、桐にまつわるウンチクやロマンを楽しむ程度で受け止めていただければ幸いです。

 

 

額装費の内訳

 

額縁 KIRI - White(UVカットアクリル)サイズ2000 108,343円

 

マットボード(ホワイトクロス)サイズ2000 / マットボード幅30mm 19,723円

 

立体仕様の追加代金 18,150円

 

額装合計金額 146,216円(税抜き)

 

 

フレーム外寸: 縦 1110mm × 908mm × 厚み 65mm

 

額装総重量: 10400g

 

 

アーティスト: DOLK(ドルク)

 

作品名: Winner Old School

 

 


額装のご相談はこちらから

僕は本気で【世界最高峰の額装を作り続けて行きたい!】と思って日々取り組んでいます。

この14年の間に(2021年時点)5000点を超える本気の額装を手がけて来ました!

 

仕事もプライベートも、つまり人生全てにおいて、妥協することが大嫌いなので【利益追求のための手抜き】は一切やりませんし、そんなことをこそっとやる職人とは、絶対に仕事を一緒にはしません!

 

もし、あなたがこのノイズキング藝術額装店のスタンスに共感いただけるのなら、下記の3点をご明記の上、お問い合わせください。

 

 

①額装される作品のアーティスト名と作品名

(各作品の余白によって、フレームサイズが変わって来ますので、事前にご連絡いただけた方がよりスムーズにお見積もりをお知らせできます。)

 

②作品の縦・横のサイズ(mm単位)※キャンバス作品の場合は厚みもお知らせ下さい。

 

③ご希望のフレーム

(「これと同じにしてほしい」とご希望の額装例のURLを送っていただいても大丈夫です。)

 

③のご希望のフレームがまだお決まりでない場合は、こちらで作品に合う額装を考えて、ご提案させて頂きますので、初心者の方でもお気軽にご相談ください。

 

 

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